大好きな貴方へ  愛を込めて


次の日


私は、メイクをして髪を巻いた。

「よしっ!完璧っ」

足早に学校へ向かった。

ガラッ

シーンと静まり返った図書室。

前もこんな感じだったな?

ガラッ

「りな?」

振り返ると少し痩せた彼が立っていた。

「裕ちゃん………」

裕ちゃんが駆けってきて抱き締められた。

「会いたかった………」

「私も会いたかったよ?」


1年ぶりの裕ちゃんの胸の中は変わらず暖かかった。

「りな?俺と付き合ってくれる?」

ずっとずっと聞きたかった言葉に私は、泣いた。

「…ぅ、うんっ」

私達は、やっとやっと結ばれた。

「ねぇ?あたしの最初の印象って何だった?」

「んー?ちっちゃくってなんか、目が離せななくなった…かな?」

照れくさそうに言ってくれる裕ちゃんがとっても愛おしく感じた。

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