大好きな貴方へ  愛を込めて


「お母さん………私産むね?」

「そう…」

母は、微笑んだ。

「一人で育てるつもり…彼にも言わないわ……」


「そう…大変よ?」

「私決めたの……もう、揺らがない」

「わかったわ…」

母は、コンビニに行くと言って家を出た。


私は、夏だからいつもはうすぎだけど、少し暖かくした。

「頑張って産むからね?」

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