大好きな貴方へ 愛を込めて
「そうだね?」
私と裕ちゃんの間に優奈がニコニコして歩いている。
そして、私を見る。
「ママ?なんで、ないてるの?」
え?
泣いてるつもりはなかった。
涙が頬を伝うのが分かった。
私は、笑顔を作り優奈に言った。
「優奈、ママ目にゴミが入って痛いからパパと先に車に言っててくれるかな?」
「わかったっ」
そう言うと裕ちゃんの手を握って歩いて行った。
私は、手を降って一人がけのベンチに座った。