人魚がいた夏-第1部-
まだ水遊びをしている2人を残して波音は柊の隣に腰をかける。




「柊?どうしたの??」




「あぁ?



何でもねぇよ。」







「んなわけないでしょ!!!」





こんな切ない顔してなんでもないわけない。




ふと、思い当たる事があった。

















「もしかして、雫のこと?」



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