人魚がいた夏-第1部-
「今日だけ、だぞ。

だから早く寝ろよ。」




そういって雫をベッド寝かせる。



「ココでいいか?」



陸は診療所の薬品のにおいがするベッドのわきに座り、ベッドに頭をおく。




「うん。ごめんなさい。」




この時、俺の選択は間違っていたんだろうか?



でも、それでも俺は仲間の弱さをほおってはおけなかった。


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