クロ * Full picture of the plan * Ⅳ
京「…俺は、"あの時のこと"を後悔してる。
あれだけ傷つけておいて今更だけど、俺はもう誤魔化されるのは懲り懲りだ。」
飛鳥「…俺もだ。
中途半端に知るのが一番嫌なんだよ」
京、飛鳥の2人の言葉に、戸惑っていた幹部、下っ端、そして先代までもが覚悟を持った上で頷いた。
…本当に、馬鹿だな……
琥珀「……ひまは、本物の光陰だ。
アキラさんとハルさんがそれを知っていたのは、2人が光陰、殺蝶、龍舞、月のターゲットの直属回収を担当していたから。
光陰はひま、殺蝶は俺、龍舞はひな、月は琳。これが殺し屋の正体だ」
昴「…お前らも、殺し屋だったのか。」
「「ああ。」」
平然と答えた俺の心臓は、バクバクと五月蝿いほど高鳴ってた。
……なんで、こんなに怖いんだろう。
1人なんて、慣れてるのに。
青星を追い出されたって別にいいはずなのに。
…どうしてこんなに緊張してるんだ、?
……軽蔑の目を向けられるから??
いや、そんなのもう今更だ。
俺は、何がそんなに怖い…?
ただひまを助けたいだけなのに。
…………こんなに、青星の存在が大きくなってるなんて。
…ほんと、馬鹿みたいだ。