クロ * Full picture of the plan * Ⅳ
琥珀「こっちは右から、永遠、久遠、星藍、陽向、俺、琳歌、騎士。
以上24人だ。」
わかったか?と俺たち、そして'向こう'に問いかけ、目が合った俺はコクリと頷いた。
『誰が居るのかはわかったが、なんで騎士たちがいるんだ?向日葵が居なくなったことは琥珀が教えたのか??』
聴こえてきたのは、はたまた聞き覚えのある声だった。
琥珀「俺は教えてねーよ、蓮磨。」
『え、じゃあなんで?』
声の相手、蓮磨とかいう奴は琥珀に問いかけた筈なのに、何故か全員の視線が俺に集まる。
…俺に答えろっつーのかよ。
騎士「…会社で紙見つけたんだよ。」
俺を見つめる視線から逃げるようにくるりと背を向け、カウンターに肘をついて答えた。
琳歌「紙?」
秋良「つーか、会社って??」
琳歌は俺の顔を覗き込むように聴いてきたが、後ろからの問いかけに一瞬動きが止まる。
…そういや、こいつら知らなかったのか。
……まあ、でも知る気があってここに来たわけだし。
言っていいんだよな?
騎士「…虹グループって知ってんだろ。その会社だよ」
響「虹グループ??ってあのトップレベルの?」
龍海「…おい、まさかその会社の、」
龍海という奴は割と鋭いらしい。
俺を信じられないような目で見てくる。
他にも何人か気づいた奴もいるらしく、わからない奴は早く言えよと俺を鋭い目で捉えた。
騎士「はあ…
向日葵は虹グループの社長代理で俺はその専属秘書だ。」