クロ * Full picture of the plan * Ⅳ
琥珀「お前ら結構上がったじゃん」
ざっと見て、思ったことをそのまま言った。
うん。だって、始めより結構上がったろ?
響なんか、100点ギリギリだったし。
…そうゆう意味で言ったんだが、こいつらには違う意味で聞こえたらしい。
響「嫌味かよー」
葉亮「お前っ、頭いいからって上から言うな!」
何故かキレられた。
琥珀「?別に上から言ってねぇけど…?
点数だって、半分以上いってんじゃん。」
これに貼られるのは5教科だけだが、実際は8教科やってる。
その5教科でも、500満点中、半分もいっていれば問題ない。
遊高の3年の人数は、退学した奴らも結構居て、俺が編入してきた時は500越えだったのが、今では400人ちょっとだ。
響と彼方はアウトだが、他の3人は下位100位に入ってないし、この学校ではいい方だ。
元々、テストの内容が難しいらしく(俺にとっては簡単だったが)、100点いかない奴も多々いる。
そんな中普通に点数の半分いっているし、特に問題はない。
去年と変わらず、100点以下は補習らしいが。
神楽「あ!みんなー!!」
凪「神楽たちも見に来たのか?」
神楽「うん!
まあ、相変わらず陽向が1位だけどね」
響「輝は?また2位か??」
輝「…うっさい。半分以下のくせに」
響「おい!点数は半分いってんだからいいんだっつーの!!」