クロ * Full picture of the plan * Ⅳ

宇賀響 side




テストの結果を見終わった俺たちは、倉庫へと来ていた。



俺、天、輝はいつも通りカズたちと雑談をする。



和月「なあなあ、ここんとこ向日葵来てなくね?」



確かになと思い、俺は最後に来た日を思い浮かべる。



響「…ああ、、つーか、学校始まってから一度も来てなくね??」



思い出してみても、最後に来たのは春休みの最終日だった。



翔流「……総長に1週間に一度は来いって言われてたよね」



確かに。



向日葵がここをやめるとき、彼方が出した条件がある。



いつも何があっても必ず約束は守る向日葵にとって、珍しいことだ。



いや、珍しいどころか俺が知ってる限りでは初めてだ。



沙夏「輝たちはなんか聞いてないの?
陽向たちから。」



…まあ、確かに同じクラスだが、、



響「俺は何も。」



天「俺もだよ。てか、向日葵の名前すら久々に聞いたかも」



輝「…俺も、知らない」



琥珀とは2人でとか話さねぇし。



つーか、大体天といるからよくわかんねぇ。



勇起斗「なら、本人に聞けばいいじゃん?」



「「「「「「「は…?」」」」」」」



何言ってんだよ??



比呂斗「おいおい、本人って向日葵にかよ!?」



勇起斗「え?それ以外誰がいるのさ」


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