クロ * Full picture of the plan * Ⅳ
雷「…あっちから、どんな容姿だったんだ?だとよ。」
自分の耳を指す工藤雷。
既に名前の出ている'琥珀'という人物だけでなく、恐らく他にも聞いている奴がいるんだろう。
大輔「そうだな……
外国の血が入ってるのか、自然な金髪に
緑…いや、エメラルドグリーンと言うべきか、、そうゆう色の瞳だった。
でも、顔は普通の日本人だったな…
多分ハーフか何かじゃないか、?」
珍しくて、たった一度だけだったがかなりの印象が残っている。
かなり刹那とは親しい間柄みたいだったしな。
陽向「…情報、感謝する。
あともう1つだけいいか?」
大輔「なんだ。」
陽向「刹那と最後に会ったのはいつだ?」
…刹那と最後に会った、?
………確かあれは…、
大輔「2日前の夜、だな。
いつも通り電話で呼び出されて行った時が最後だ。その時は特に異常はなかったぞ」
いつも通り、口数の少ない無表情のただの少年だった。
陽向「………そうか。わかった」
…じゃ、そろそろ帰るわ。と陽向に続き、次々と凪たちも立ち上がった。
大輔「嗚呼、最後に一つだけ。
……刹那を頼む」
刹那に何があったかオレにはわからない。
だが、危険なことに首を突っ込んでるのは確かなのだろう。
…だから、突っ込むなとは言わない。
あいつを……刹那を、こいつらが助けてくれるなら。
オレが出来るのは見守ることだけだ。
陽向「…ああ、もちろん。」