クロ * Full picture of the plan * Ⅳ
それでも、いみのわからないしょうげきにいためつけられたからだはうごくけはいすらない。
いや、ぼくじしん、うごくきりょくがわかなかった。
そんなぼくにきづいているのかいないのか、ボスはそふぁーをもとにもどして、ぼくからきかいをはずした。
そのことでやっとひどくおもかったあたまがかるくなったきがした。
でも、あたまのなかはなんかごちゃごちゃしていてきもちがわるい。
むいしきにうごいたりょうてであたまをかかえるようにしておさえた。
さっきのようなしょうげきではない、いみのわからないいたみがはきけをおそう。
まえが、とか、うしろが、とかじゃない。
あたまぜんたいを、かたくておもいなにかになぐられているようなかんかく。
さっきとちがって、ばたばたとあしをばたつかせ、てであたまをかかえおさえ、さけんでいた。
いきなりあばれだしたぼくにおどろくようすもなく、ボスはそふぁーにぼくをおさえつけた。
「…ぅあ……ッあ"あ"っ!!!!ゃッ……ぁ"ぁ"ぁ"あっっ!!」
いくらていこうしてもおとなにはかなわない。
あがいて、あがいて、あがきつかれたころ、
……いつのまにはいってきていた、3、4にんのくろいかめんのひとが、ぼくのりょうてあしをおさえ、ボスがうでに"注射"をさしてきた。
「…あ、ぁあ……っあああぁぁぁあッッ!!」
注射のなかのしろいえきたいがすべてなくなったとおもったら、ぶわっとからだがもえるようにあつくなった。
いたくて、あつくて、さけびつづけて、、
しかいのはしでボスがてをならしたのがみえた。
--パチンッ
そんなおとをさいごに、ぼくはねむるようにきぜつした。