クロ * Full picture of the plan * Ⅳ
向日葵?「あぁ、あれ?しらないの??
あのときその車ニ"百桃"も乗ってたんだよ
つっこんできた車の運転手は僕に恨みがあったんだ。
まァ、残念ながら?僕ハ生きてて、彼らもその運転手も死んじゃったけど??
もとは僕をねらったものだし?
それに3人は巻きこまれただけ。
だから僕ガ殺したのと一緒ってわけ。わかった?」
ペラペラと俺らを挑発するような言い方をし、説明する向日葵は感情など無いように思えるくらいだ。
斗真「それはお前が殺した訳じゃ…ッ!」
向日葵?「…なにいってるの?
僕がいなきゃ3人は死ななかったわけで、原因はあくまで僕デショ??
ってか、あんたらの先代殺して、後輩の兄弟殺した僕をかばう必要なんてないんじゃないの?
彼らハまだしも、後輩の兄弟ヲ殺したのハ事実なんだし。」
話している内にどんどんと無表情になっていった向日葵は、ただただ殺気だけをばらまいている。
向日葵?「…ああ、もう時間か。
殺し屋で、族潰しで、スパイで、あんたらノ家族を殺した僕のこと、憎いデショ?
クククッ
でもざんねんだったねェ。
もう二度とあうことハないから復讐なんてできないネェ?
さようなら青星の皆さん??」
これで最後だと、コツコツと音を鳴らし俺たちに背を向け歩きだした。
…そんな向日葵に、俺はとてもじゃないけど声なんてかけられなかった。