クロ * Full picture of the plan * Ⅳ
秋良「どうしたも何もねぇよ!
こっちは仕事どころじゃねぇんだ!!
それより光いるだろ!?
何処だよ!!」
アキラさんはそんなことに気がつく余裕はなく、瞬也たちに向かって怒鳴った。
…でも、そうはいってもこいつらは、、
蓮磨「待てよ、光って誰だよ?」
…こいつらは、光と言ってもわかるはずがない。
………何も、知らないのだから。
秋良「ぁ…っ、。」
焦りすぎてアキラさんはそれを忘れていた。
…そして、アキラさんはもうこいつらが"光陰"だと知ってることを知らない。
………はぁ、手助けするか。
琥珀「アキラさん、ハルさん。」
持っていた折りたたみナイフをしまい、混乱しているアキラさんとハルさんの前へと歩く。
俺が声をかけたことで、2人は俺に気が付き、目線を向けた。
春暁「お前もいたのか。」
今日、報告会があるとアキラさんに聞いて一緒に来たのだろう。
ハルさんは驚きながらも、納得したようにそう言った。
琥珀「えぇ。お久しぶりです。
アキラさん、ハルさん。
もうここに"光陰"は居ませんよ
数十分遅かったですね。」
「「…は?」」
「「「「「「「「「「え?」」」」」」」」」」
アキラさん、ハルさんに続き、倉庫にいる(俺とひな以外)全員が俺の言葉に反応した。
それもそうだ。
俺がひま=光陰だと知っていたと言っているようなものなのだから。