サバイバル学園
「それじゃ、その四人分の食事は、オレたちがもらうぜ。

その限られた食事は、オレと昌宏、信二、孝信でいただくよ。

この教室の中で、オレたちが最強だからな。

ああ、おもしれぇ。

文句のあるヤツはいるか?

いるなら、かかってこい!」




毒マムシはそう言って、教室内で高笑いをした。




「毒マムシのヤロー、調子にのりやがって!」




「虎男、ヤツをぶちのめすのか?

お前がやるなら、オレもやるぜ!」




ハヤブサがオレにそう言ったとき、美愛が泣きそうな顔でオレたちに言った。




「虎男くん、隼人くん、お願いだから、争わないで。

二人がケガしたら、私は嫌だよ。

食事なんて、あの人たちに譲りましょう。

私たちの目的は、このサバイバルイベントを生き抜くことよ。

たった三日間ですもの。

何も食べなくても、私たちは平気よ」
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