サバイバル学園
「みなさんはもうすでに、その鉄製の首輪で管理されています。

ですからみなさんは、私たちに逆らうことはできません」




〈 オレたちが、イベントの主催者に逆らう度に、この首輪から電気が流れるのかよ。

チクショー、ふざけていやがる!

オレたちは、家畜じゃねぇんだ 〉




「それではみなさんに、国からのミッションを伝えます。

最初のミッションは、探索です。

みなさんに、猛獣が溢れ返る学校内を一周してきてもらいます。

1年1組から3年6組までの十八ある教室の中に、ノートと鉛筆を置いておきます。

十八ある教室のうち、十の教室で名前を書くことができたら、ミッションクリアーです」




「何のためにそんなことするのよ!

私たちは、自分の夢を叶えるために、このイベントに参加したんじゃないの?」




舞子は椅子から立ち上がり、叫ぶようにそう言った。
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