サバイバル学園
オレが名前を書いたあとに、オレの仲間たちが次々と名前を書いていった。




「虎男、それじゃ行こうか?

命がけで、自分の未来を変えによ」




ハヤブサがそう言ったとき、オレはなぜだかワクワクしていた。




「ああ、そうだな。

どうせなら、このイベントを生き残って、未来を変えてやろうぜ。

退屈で、見えすいた未来から抜け出すんだ」




オレはハヤブサにそう言うと、廊下へ向かうための鉄製の扉の方に歩いていった。




「虎男、待ちなよ。

私も行くわよ」




舞子の言葉の後に、チョロ助が続いた。




「オレもアニキについて行きます」




「虎男くん、オレも!」




「虎男、オレもだ!」




「私も行くわ!」




「もちろん、オレもな」




レスラー、学ちゃん、美愛、ハヤブサ、みんなが次々にオレに話しかけてきた。
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