サバイバル学園
「ハッ、ハッ、ハッ。

やっぱり中立な立場の人は、そう思うよな。

赤虎、手を放せよ!

この勝負、オレの勝ちだ」




そう言って毒マムシは、学ランをつかんでいるオレの右手を払いのけた。




「ハッ、ハッ、ハッ。

今日は愉快だ!

朝陽学園のハヤブサをぶちのめして、オレとオレの子分だけが飯を食う。

ハッ、ハッ、ハッ。

最高じゃねぇか!」




毒マムシはそう言うと、子分を引き連れ、教壇の前に立つ北村先生と向き合った。
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