サバイバル学園
オレはこの朝陽学園の校舎から抜け出すことを考えた。




きっと探し続ければ、どこかに校舎から抜け出せる場所があるはずだ。




オレは学校中のドアや窓を見てまわったが、学校の外へと繋がっている場所は、ことごとく鉄格子で行き止まりになっていた。




オレは窓枠に備えつけられた鉄格子を両手でつかみ、全力で揺すって、叫び声を上げた。




「チクショー、オレをここから出せ!

オレはこんな場所で死にたくねぇよ。

オレにはやりたいことがあるんだ。

オレはバスケがしたいだけなんだ!」
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