サバイバル学園
あんたほどの性格ブスはいないよと、オレは思いながらも、毒島くんと一緒に静かな廊下を歩いていた。




オレは強くて、みんなを支配する毒島くんについていけば、自分の格が上がると信じていた。




目立たない不良だったオレも、毒島くんの子分だったら、一目置かれた。




オレはその優越感がうれしくて、毒島くんについてきたんだ。




でも、今となっては、毒島くんの存在は脅威だ。




毒島くんはきっとそのうち、本性をさらけ出し、オレを襲ってくるだろう。
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