サバイバル学園

最後の授業

オレと舞子が３年１組の教室に入っていくと、そこには毒マムシと信二がいた。




オレと舞子がわざと毒マムシの座っている席から離れた場所に座ると、毒マムシはそれでも構わず、オレに話しかけてきた。




｢おう、赤虎。

まだ生きてやがったか？

お前もなかなかしぶといじゃねぇか？｣




｢お前こそ、まだ生きてやがったのかよ。

お前みたいなクソヤローは、真っ先に猛獣に食われちまえばいいのによ！｣



｢ハッ、ハッ、ハッ。

相変わらず、威勢がいいな。

お前のそういう態度、オレは嫌いじゃないぜ｣




｢誰がお前なんかに好かれたいと思うかよ。

オレはお前が嫌いだ！

お前は本当にクソだ！｣




オレが毒マムシにそう言ったとき、教室の鉄の扉が開き、熊田先生と北村先生が入ってきた。




熊田先生と北村先生は、教壇の前に立ち、北村先生がオレたちに話し始めた。