サバイバル学園
「それじゃ、やってやろうじゃねぇか?

ケガして、動けなくなってから、後悔するなよ!」




「おもしろいこと言うじゃねぇか?

好き勝手なこと言ってられるのも、今のうちだぜ。

お前の顎の骨を砕いて、しゃべれなくしてやるからよ!」




毒マムシはそう言うと、立ち上がり、オレと向き合った。




「やめなよ、虎男。

そんなの、無駄なケンカだよ。

もう少しで、サバイバルイベントから解放されるのに……」




オレは舞子の言葉を無視して、拳を握りしめた。




オレはクソな毒マムシをぶっ飛ばして、黙らせてやるんだ。




オレならできる。




だってオレは、朝陽学園の赤虎だから……。
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