サバイバル学園
舞子の体を強く抱きしめたオレの腕に、舞子の体の熱が伝わってくる。




オレは舞子の体の温かさにドキドキして、息が詰まった。




「虎男、どうしたんだよ……」




舞子が小さな声でそう言ったけど、オレは舞子を抱きしめる手を離さなかった。




「ハヤブサは自分の気持ちを言えないままに、死んじまった。

あいつはきっと後悔してるはずなんだ。

だけど舞子。

オレは後悔したくないから……」




オレはそう言って、舞子からゆっくりと体を離して、舞子の顔を見つめた。




「舞子、このクソみたいなイベントを二人で生き残ってさぁ、そのあとも、オレたちはずっとずっと、一緒にいよう。

高校を卒業しても、大人になってからも、ずっと……」




「バカ……。

今、こんなときにそんな約束してもいいのかよ?

虎男はその約束を守るって、言いきれるのかよ!」




オレはそう言った舞子を見つめると、胸がドキドキするのを止められなかった。




オレは舞子の言葉を遮るように、舞子の唇をキスで塞いだ。
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