サバイバル学園
バーン!




校舎の二階で、銃声が鳴り響いた。




そして私の運命を決める銃弾は、無情にもヒョウの体をかすめただけで、ヒョウの動きを止められなかった。




私は猛スピードで走ってくるヒョウの姿をまるでスローモーションを見ているかのように見ていた。




〈 えっ、私、ここで死んでしまうの? 〉




私はそう思って、心が揺れた。




〈 そんなのって、嫌だよ。

私は夢を叶えたい。

私は自分が思い描いた理想の自分になるの! 〉
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