裏アリ王子の彼女になりました(ニセの)
へっ?


意気投合?


いったい、いつ?


そんな記憶、まったくナイですけど……。


「ね?」


もう一度念を押しながら、あたしを見る琉生くん。


優しい瞳で……。


…………あ。


これは王子様に戻ってる?


演技だってわかってても、そんな瞳を向けられたら……。


コクリ。


うなずいてしまった。
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