裏アリ王子の彼女になりました(ニセの)
「ぎゃーーーーー」

「いやああああああっ……!!!」


待ち構えていた女の子たちから、さっきとは違う壮絶な悲鳴が上がった。


琉生くんを見ての歓声っていうより、あたしをガン見しながら。


…………はい?


あたし、この短時間でみんなが悲鳴をあげるほどブサイクにでもなった……?


相変わらず居心地が悪くて、下を向いて琉生くんについて行く。


その横で琉生くんは、なんだか満足げだった。
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