裏アリ王子の彼女になりました(ニセの)
放課後、いつものように一緒に帰っていると。


「まさかとは思うけど、マジでプレゼントねーの?」


カバンひとつを肩に掛けて歩くあたしをまじまじ見ながら言う。


反対に、琉生くんは両手に大きな紙バッグ。


結局。


王子様キャラのせいで断れないのか、琉生くんはプレゼント攻撃にあったみたい。


「え……そういうの、うざいんじゃ……」


あれ?必要だった?
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