さよなら、愛しき人。【完】
君と私の関係。
ピピピッ ピピピッ
いつも目覚ましの音で私、高梨 唯奈(タカナシ ユナ)の朝は始まる。
隣りに眠る、愛しき私の夫
高梨 頼人(タナカナシ ヨリト)の寝顔を眺める。
私は時間を確認して、キッチンへ向かった。
頼人の寝顔を眺めてから、朝食を作る。
これは、私の毎日の日課。
朝が弱かった私も、今では板に付いてきた。
鼻歌交じりに朝食を作り、テーブルへ運んでから頼人を起こすため2階へ。