さよなら、愛しき人。【完】
でも、浮かれすぎてたんだね。
今思うと本当……バカだったな。
頼人が覚えてるはずないのにね。
私はついでにケーキと頼人へのプレゼントを買うことにした。
少し奮発して、大きめのケーキを買った。
そして、前に頼人がほしいっていってたブレスレットも。
お金が足りなくて、渋々諦めたんだよね。
あの時から必ず買おうって決めてた。
私はショップを出て、スーパーへ行き、食材を買って家へ向かった。