地味子とアイドルなやつら
関わりたく無いような感じねぇ...


要するに、

「明るくて、ハキハキした感じだった
ってこと?」


そう言うと、柊はコクンと頷いた。



柊は極端に人と話すのが苦手だ。

特に自分と真逆のやつだとなおさら。

そこから考えると容易に想像できる。
でも...


「やっぱりあの如月がそんなやつだなんて僕には、思えないよ。」


だったらさぁ、と彰が切り出す。

「確かめようぜ。真実を。
やっぱさぁ、気になんじゃん。
話してると俺、本人から聞いてみたくなっちゃったし。」


確かめるか...


まぁ事実を知りたければ本人に聞くのが妥当だとは思う。

だけど、本人が話すかが問題だと思う。

知らないと言われると、そこで終わってしまう。

だとすると、どうやって認めさせるか?
そう考えると、やっぱり必要なのは証拠だ。
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