甘い~秘密¨あたしの危険なドキドキ恋愛☆
「俺達、2人きりになっちゃったな。」


 その言葉に、恥ずかしくなってしまった。


 まだ、2人きりになるのには慣れていないから。


「菜々、嫉妬してたのか?」

 
 さっき美憂が言った事だ…嫉妬…嫉妬…嫉妬してるよ…だって女の子が先生に触れるの嫌だもん。


 皆、ベタベタ触るから…先生がブサイクだったら良いのに…


「菜々?嫉妬してたの?言ってみな。」


 先生が優しい…甘い声で言う。


「……先生が他の女の子に触れられるのとかイヤ…だって…あたしのだもん…」



「菜々ちゃん…かわいい!嫉妬してくれてたんだ!嬉しいなぁ!」


 そんな先生の反応に恥ずかしくなった…


「それより先生、あたしが料理できないのどう思った?」

 話、そらしっちゃった…


 
 でも、ずっと気になってたんだ。



「俺は、菜々が作ってくれるなら何でも嬉しいよ。」



「作るも何も、あたし野菜の皮すら剥けないんだよ。」


 そこまで酷いのか?と言う顔で見てきた。
< 178 / 907 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop