甘い~秘密¨あたしの危険なドキドキ恋愛☆
そうこうしてる内に、森君終わりそうだし。


 あたしと言ったら、まだ半分だ…


 しおりの束が中々厚くならない…


 不器用なあたしにはプリントを折ってホチキスで止めるのも結構大変な仕事だ。


 あたしの目の前には折られていないプリントの束がまだ沢山ある…まだまだ時間が掛かりそうです…


 あたしって何でこんなに、容量悪いんだろう…


「終わった! じゃあ 俺帰るから!」

 
 えっ!!


 終わったの!?!?


「気を付けて帰れよ。」


 先生が森君に言った。


「さようなら~!!」


 颯爽と部屋を出て行った。

 
 はぁぁ…


 森君、帰っちゃったし…


 あたしは、机に再び向かう事にした。


 すっかり遅くなってしまって校舎には部活をやってる人くらいしか居ない。



 外はもう夕暮れ時で綺麗なオレンジ色に染まってる。
 

 …………


 …………


 ……


あとちょっと!


 あとちょっとで終わりそう!
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