甘い~秘密¨あたしの危険なドキドキ恋愛☆
「何勝手に帰ろうとしてるんだよ。」



 先生の声があたしの頭の上の方で聞こえる。



「誰が帰っていいって言ったんだ?俺許可してないんだけど。」


 帰るか帰らないってはどうでもいい…


 それよりこの状況…


 先生…普通に話してるけど、先生の胸に顔がぶつかってるんですけど…


 静かなこの部屋の雰囲気はあたし達二人しか居ない事を物語っている。


 カチカチと時計の音だけが静かに存在を主張している。


 私の顔はきっと耳まで真っ赤になってるのが自分でも分かるくらいだ。




「だって、先生暇じゃないんでしょ?」



 こんな時にすらこんな事しか言えない。
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