甘い~秘密¨あたしの危険なドキドキ恋愛☆
いつの間にか、あたしは先生のいる準備室から走って逃げ出していた。


 長い廊下をひたすら走った。


 走っても走っても…


 いつも通る廊下の道がヤケに長く感じるんだ。


 少数の生徒がまだ残っているようだ。


 外は部活が終わって皆帰る支度をしている。


 きっと、すれ違う生徒は変なふうに思ったかもしれない。


 だってあたしの顔は真っ赤に違いないから……


 
 先生との空気には耐えられそうにない。



 さっきの事を考えるだけで頭の中がゴチャゴチャだよぉ…
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