甘い~秘密¨あたしの危険なドキドキ恋愛☆
………


 隼人達が担当した子供達は泳げてる。

 泳げなくても、20メートル位は泳げるようになってる。

 皆、頑張ったんだ!


 そして、いよいよ先生とあたしの担当した莉子ちゃんの番だ!!

 莉子ちゃん頑張れー!!!


「莉子ちゃん!練習したままやれば良いんだよ!絶対大丈夫だから!」

 先生が話かけてあげてる。

「うん!がんばる!」

 先生の言葉に素直に答える。


「莉子ちゃん!できるよ!!頑張ってネッ!!」


 あたしも莉子ちゃんに頑張ってと声を掛けた。


 あんなに練習したんだもん!

 きっと泳げる!!



 泳ぎだした莉子ちゃん。

 ぎこちない泳ぎ方だけど…でもっ!一生懸命泳いでる!!


 5メートル…

 10メートル…15メートル…

 あとちょっと…頑張れ!!


 20メートル……


 25メートル………で…で、出来たじゃん!!!


「莉子ちゃんー!!やったぁー!!」


 莉子ちゃんに声を掛けた。


 やったね!

「莉子ちゃん、頑張ったね!偉いぞ!!」

 先生が莉子ちゃんの頭を撫でてあげてる。

 莉子ちゃん嬉しそう。

 泳げたのが嬉しかったんだろう。


 他の女の子にいい子いい子と頭を撫でて上げてる先生。

 ちょっとヤキモチ焼いちゃいそう…。


 で、でも!!莉子ちゃんだから許してあげる!!


 莉子ちゃん頑張ったもん!
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