甘い~秘密¨あたしの危険なドキドキ恋愛☆
「席に着け。チャイム鳴ったぞ。」


 先生が教室に入って来た。


 あれほど賑わっていた教室が先生の一言で静かになった。


 これから文化祭の出し物を決めるんだ。


「取りあえず、文化祭実行委員を決めるぞ。立候補は居ないか?」


 立候補する人はいるんだろうか?


 周りを見渡しても誰一人手を上げてる人は見当たらない。


 …………。


「居ないのか?じゃぁ俺が決めるぞ。」


 先生が決めるらしい。


 良いような…悪いような…


「じゃあ…今年ほとんど活動してない学級委員。お前ら2人文化祭仕切ってくれ。」


 えっ…はっ…はいっ!?!?


 ………せ、先生!?


 そりゃあ活動らしい活動はしてませんよ…っでもっ!!

 納得できません!!!



「先生!!!何であたし達なんですか!!納得できない。」


「何となくだよ。」


 何となくって…


 凄く無責任じゃない!?!?


 納得いかない!!勿論、男子学級委員も納得してない様子。

「絶対にやりません!!他の人にして下さい!!あたし忙しいし!!」


 そうじゃなくっても放課後は先生に拘束されて勉強させられてるのに…


「菅原、お前放課後準備室な。たっぷり反論を聞いてやる。俺が納得出来たら木下に変えてやる。」


 ……卑怯だ!!   

 先生が生徒、脅した!!!


 しかも美憂が変わってくれるハズがない…


 何でこうなるの…あたしって…本当についてないんだ…


 先生は悪魔だ…
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