甘い~秘密¨あたしの危険なドキドキ恋愛☆
睨まれて数秒………


「先生~…ごめんなさい…!!!」


「ごめんなさいじゃない。許さないよ。」


「許して下さい!!」


「やだ。俺、怒っちゃったから。」


 えっ…俺怒っちゃったから!?

 イヤぁぁぁぁ!!!


「怒らないでぇぇぇ!!!」


「もう遅いよ。ヘソ曲がっちゃった。菜々のせいだ。」


「…どうしたら許してくれるの?」

  

「…何でも言う事きいてくれたら許してやる。」



 ……言う事?……先生の言う事きけって?…そんなのロクな事じゃないじゃん!!!



「イヤ…。先生の言う事なんてきけない!!」



「じゃあ菜々なんて知らない。そこで反省してろ。菜々のバカ。」



 ……バカって…どっちが!!

 これじゃあ俺様魔王様じゃん!!!


 そりゃああたしが悪いけどさぁ……っでもっ!!



「俺…菜々に嘘つかれてショックだな。菜々が俺に…嘘ついたんだ…」



 先生がショボーンってしだしちゃった…

 せ、先生……

 先生がツブツ何か言ってる…


「…先生?…分かりました!!ききますよ!!」


「よしゃあ!!何でも言う事きけよ!」


 パァっと一気に表情が明るくなった。


 せ、先生!?えっ…さっきまでのは何…

 顔がイキイキしてる…

 …さっきまでいじけてたじゃん。

 
 ………あたしもしかして…って言うかもしかしなくても…はめられた?
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