甘い~秘密¨あたしの危険なドキドキ恋愛☆
菜々が放課後俺の所に来るのが日課になってる。


 だって仕方ないじゃないか。


 菜々が遅刻ばっかりするんだから。


 自業自得だな!


 俺にとって放課後と言うのは楽しみなんだ。


 だって、好きな奴と居られるんだぞ。

 
 幸せな事じゃないか。


 菜々を、文化祭実行委員にすればまた俺の所に来るのが増えるんだ。


 菜々の顔を見れる事が嬉しい。


 俺、菜々には甘いんだよな…だって生徒に見れないんだ。


 気持ちがな。気持ちが。


 俺の中では教師と生徒じゃない。


 ただの男と女なんだ。


 親に会うって言ってもそんな甘いもんじゃない。

 でも、認めて貰う為ならなんだってする。

 菜々の為じゃない。

 自分の為だ。

 俺が菜々と居たいんだから。


 今更。親に反対されたって別れられるような付き合いをしてきた訳じゃないんだ。
 


 どう頑張っても先生と生徒に戻る事は無理な所まで来てる。


 地球が滅亡しても無理だな。


 菜々にはこんなデレデレな事バレる訳にはいかない!!

 
 一応プライドがな…時たま口にしちゃうんだけどな…って言うより勝手に喋ってるんだ…


 だって俺ってこんなに溺愛してるんだから。


 心から愛してるんだから仕方ない!
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