甘い~秘密¨あたしの危険なドキドキ恋愛☆
「菜々ちゃん、文化祭実行委員やって?」


 あっ…そうだ…文化祭実行委員の事でここに来たんだった!!


 先生とラブラブしてたからすっかり忘れてた!!!


 やるかやらないかは別問題だ!!


 やりたくない!!

 だって…責任感が…


「先生…嫌です。」


「どうしても?」


「どうしても…!」


「俺が寂しいって言っても?」


「………」


「菜々にやって欲しいなぁ~。」


「………」


「お願い!!」


「どうしてぇ…あたしなの?別に仕切れる人の方が良いと思うんですけど…」


 あたしがクラスをまとめられる?


 余計ゴチャゴチャしそう!!


 美憂達も一緒ならまだしも…



 クラスの出し物を仕切ったりなんて…出来ません!!!



「菜々と少しでも一緒に居たいんだけどな…実行委員になれば放課後ここに居る時間が増えるだろ!だから菜々になって欲しいんだ。それでも駄目か?菜々とイチャイチャしたい。……ってか決定。俺の独断で。」


 一緒に居たい。ただそれだけ。

 理由なんてないんだよ。

 菜々がクラスを仕切れるかなんてそんな心配はどうでもいい。

 手助けは俺がしてやる。
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