愛され姫様!?~天使と悪魔~

聞き覚えのある声に驚き、振り向く。


「……る…きや、さ…。」


後ろに立っていたのは瑠耶さんだった。


「何泣いてんだ。」


瑠耶さんは私の隣に座った。


「こ、これは別に…。」


制服の裾で急いで涙を拭う。


「宝架と俺の噂で泣いてんだろ?」


「え…。」


「わかってんだよお前の考えることなんて。」


とたんに思ったんだ。


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