愛され姫様!?~天使と悪魔~
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「あははっそうなんですか?優一さんって意外とヤンチャなんですね~っ!!」
すっかり咲楽は楽しくなっていた。
「優一、そろそろ帰りましょう。」
「えっ?母様、父様僕はまだ咲楽さんとお話ししたいです…。」
「これ以上はご迷惑だ。」
優一の父が言った。
「咲楽様、この子と仲良くしていただいてありがとうございました。」
「あっ、いいえ…私のほうこそ楽しかったです。」
咲楽は優一の両親から下げられた頭をみて慌てて言葉を返した。
「今度は家にいらしてください。では、お邪魔いたしましたわ。咲楽様、お体お大事に。」
「はい。名倉さんも。」
三人はそうして帰って行った。
(帰っちゃった…以外と楽しかったなぁ…)
真琴と京雅はまだ二人で話していた。