愛され姫様!?~天使と悪魔~
(な、なにあの人!?)
それから一日咲楽は不機嫌だった。
「ど、どうかしましたか会長…?」
「咲楽様…?」
「咲楽様…?」
祥汪と宝架が首をかしげて問いかけた。
「あ、あぁ…別になんでもないよ。ただ…。」
「「ただ…?」」
「転入生がものすっごく頭が良いってことは分かった。」
「あぁ、あのお二方は両方元居た学校の首席でしたからね…。」
祥汪はデータを見ながら言った。
「咲楽様はお小さいころから中国式マナーが苦手でしたからね。」