奇跡
と言うと亮はニヤニヤしながらしつこく話掛けてきた。

『お前李菜の事が気になるのか?』

俺は少し驚いたが隠して平然として答えた。
『は?何言ってるだよ』

『あっ、お前動揺してるのか?』

バレてた…。

『お前嘘付くの下手だろ?』

俺は前琢磨に同じ事を言われた。

俺はすぐ顔にでる。それが悪いクセだ。

『なぁ、聞いてんのか?』

『は?うるせよ』

それから入学式が始まった。

何故か今日は校長の長い話がいつもより速く感じた。

何故だろ?

きっと君いや李菜の事が気になってたんだ。
するといつの間にか入学式は終わっていて俺は亮と教室に戻った。
教室に入った瞬間俺は君を探しながら入った。

俺は席についた後深いため息をついた。

『早く終わらないかなー』
と呟いた時俺の隣から声がした。
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