天国の恋~雪と涙に染まる片恋~
「・・・・・・俺と和人は双子の兄弟だから・・・・・・優奈が好きだって、思っていることが一緒なんだな。・・・・・・俺は、優奈が好きだ。」



「・・・・・・ゆ、雄二・・・・・・。」





「・・・・・・返事、すぐじゃなくていい。ゆっくりでいい。・・・・・・でも、真剣に考えてほしい。俺は・・・・・・優奈を好きな気持ちは、和人に負けたくない。」


「・・・・・・。」



真剣な瞳・・・・・・。

私は思わず、目をそらしてしまった。




「・・・・・・じゃあな。雪降ってきたから、早く帰れよ。」




雄二が、私に背を向けて帰っていく・・・・・・。



寒くなってきたかと思うと、チラチラと雪が降っていた。
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