怖い短編集
死んでしまいたいと思う

私の気持ちを

あなたならば笑いますか?






死ぬ気ならば、

何でもできると

無気力な私に

あなたならば言うのかしら?






少しは私の気持ちも

わかって下さい。






どうか受験勉強をやめて、

この悪質なメールを

何回も読み返し、

不安な気持ちになって下さい。






早く部屋の明かりを消して、

怯えて震えながら、

布団の中に潜り込んで下さい。






あなたが自分の未来に

期待することを

どうかもう、やめて下さい。






あなたが目映い光を

放てば放つほど、

私は憂鬱になるのです。






できることなら、

あなたに早く死んで欲しい。






どうかこの世の中から

いなくなって下さい」
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