怖い短編集
私はゾッとして、

スマホを机の上に置いた。






〈 いったい、誰なの? 〉






私は気味の悪いメールの

文面を思い返して

吐き気がした。






〈 メールの送り主は、

私が今、部屋の中で

受験勉強をしていることを

知っているのかしら? 〉






私はふいに時計に目をやり、

今の時刻をたしかめた。






時刻はちょうど、午前0時。






普通の人ならば、

寝ている時間だった。
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