怖い短編集
自分の家に着くまで、

あと三分もかからなかった。








あの人影さえなければ、

私は何事もなかったように、

温かい布団の中で

眠るつもりでいた。








でも、

もうすでに事件は起きていた。







時間を五分前に

巻き戻すことなんて

できやしない。







だったら、

今の私にできることは何だろう?
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