怖い短編集
私は車の中から、

辺りを見まわした。







幸い、

この暗く細い道には、

私以外に誰もいない。








もしも飲酒運転で

人をひき殺してしまったならば、

罪は重い。








せめて私が、

お酒を飲んでいなかったならば、

今すぐ救急車をここに呼び、

私がひいてしまったこの人に、

謝罪する方法が

あったはずなのに……。
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