怖い短編集

僕は家に帰るのが、
嫌だった。




僕は日が暮れるまでは、
家に帰らなかった。




僕は毎日、
公園のブランコに座り、
ブランコを揺らしながら、
いろいろなことを考えていた。




どうしてお母さんは、
僕を殴るのだろう。




どうしてお父さんとお母さんは、
ケンカばかりしているのだろう。




どうして僕は、
あの家に生まれてきたのだろう。
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