怖い短編集

「お腹、
痛いの?」




苦痛に顔を歪め、
下を向いている
僕の隣りから、
女の子の声がして、
僕はゆっくりと
顔を上げた。




そして僕が、
隣りのブランコに座っている
女の子に目をやると、
女の子は心配そうな顔をして、
僕を見ていた。




「大丈夫?
お腹が痛いの?」




女の子が、
心配そうに
僕の顔を見つめて言った。




僕は、
お腹が痛いのを我慢して、
女の子に
作り笑いを見せた。
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