爽やか男子の裏の顔
そういえば、
蒼くんは何組だったんだろう。
少なくとも私と同じではないようだ。
教室についてから
やけに廊下が騒がしい。
「ねぇねぇ!
あの人超かっこ良くない!?」
そんな女子の声が聞こえてくる。
その声のすぐ後に
蒼くんが通りすぎて隣の教室
3組に入っていった。
「ねぇ、みおあの人知ってる?」
「え?なんで?」
「清水蒼くん!
バスケで有名で県外からわざわざ
バスケの強いここに来たんだって~!」
バスケ部だったのか。
実は私も小学生の頃からミニバスケを始めてから
バスケを続けている。
高校でも続けるつもりだ。
「ねぇ!みおはなんか部活するの?」
そう聞いてきたももに
「うん、バスケしようかなって思ってる!」
そう言ったら
「じゃあ私
みおのマネージャーするー!」
いやいやみおのじゃなくて
女バスの!
でしょ(笑)
と思いながらも
ありがたくその好意を受けて
翌日
みおと入部届を出しに行った。